自社ブランド「MANOS チキンカレー」で、量産前にクラウドファンディングで需要仮説を確かめ、一般販売へ進んだ事例です。当社がテストマーケティング支援で提案している進め方を、自社の商品で実践したものです。数値はすべてMakuakeの公開プロジェクトページに基づきます。
対象
東京・三軒茶屋の創作カレー店「MANOS」の看板メニュー、MANOS チキンカレーのレトルト商品化。実行者はSINCEED株式会社(自社事業)。商品化までに約1年間・30回以上の試作を重ねています(公開プロジェクトページ記載)。
課題と仮説
レトルト食品は量産すると在庫リスクが大きく、作ってから売れないと分かるのでは遅い。そこで「店の味を再現したレトルトに、店へ行けない層からの需要があるか」を、量産前に実際の購買行動で確かめることにしました。
検証の設計
- 手段:Makuakeでの応援購入(All-in方式)
- 期間:2024年1月26日〜3月25日
- 目標金額:200,000円
結果
- 第1弾(2024年1〜3月):応援購入総額 2,973,850円・サポーター450人・達成率1,486%
- 判断:需要仮説が支持されたため「Go」。2024年6月に一般販売(ECモール等)へ移行
- 第2弾(2026年2月10日〜3月30日・新作2種「すき焼キーマ」「白味噌ポーク」):応援購入総額 2,665,200円・サポーター267人・達成率1,332%
出典:Makuake 第1弾プロジェクトページ/第2弾プロジェクトページ(2026年8月29日確認)
計測の方法
応援購入総額・サポーター数・達成率はMakuakeの公開プロジェクトページの数値です。一般販売移行後の販売実績は本ページには含めていません。
この結果から言えないこと(限界)
- クラウドファンディングの参加者は新商品への感度が高い層に偏るため、この結果から市場全体の需要を推定することはできません
- 応援購入時のリターン価格・数量構成は一般販売時と異なるため、達成率をそのまま一般販売の売れ行き予測には使えません
- 実店舗の知名度(メディア掲載・口コミ)が集客に寄与しており、無名の新商品で同じ結果になるとは限りません
- 第2弾のリターンには実店舗のお食事券や貸切パーティ権が含まれるため、第2弾の金額はレトルト単体への需要とは言い切れません(第1弾のリターンは食品のみ)
この進め方が向かないケース
単価が極端に低く送料が相対的に重くなる商品や、法規制で先行販売が難しい商材(医薬品等)には向きません。詳しくはテストマーケティング支援をご覧ください。
